人と動物間でうつる病気 ~人獣共通感染症~
人獣共通感染症またはズーノーシスとも言います。
これは「脊椎動物と人の間で自然に移行するすべての病気または感染」と定義されています。
<狂犬病>
ワンちゃんを飼っている皆さんは、春に狂犬病予防注射をうっていると思いますが、狂犬病も人獣共通感染症です。
これはとても危険なもので、発症したら犬も人も死亡します。治療法はないので、予防接種が義務づけられています。
注意!!予防してない、保健所に届け出してない飼い主には、狂犬病予防法により20万円以下の罰金が科せられるそうです。
<回虫>
腸内寄生虫。犬、猫の症状は食欲不振、下痢、嘔吐、体重減少です。人に感染すると幼虫が肝臓や脳、目に入りこむことがあります。幼児では、軽度の貧血、食欲不振、微熱がでることがあります。
これは犬や猫の便にある回虫の卵が、人の口から入ることで感染します。
予防するには、人は石鹸で手洗い、ペットとの過度なスキンシップ(口を舐めさせるなど)を避ける。
動物には予防・駆虫薬があります。
ノラ猫を拾ったときは感染してることが多いので、検便や予防することをオススメします。
ペットとの楽しい生活を守るために予防を心がけましょう。