こんにちは。大分涼しくなってきましたね。

ここ2週間は気温差で風邪や胃腸風邪になってしまう動物が多く来院しています。気温差で風邪をひくのは人間だけではないです。

猫の嫌な病気で猫伝染性腹膜炎（FIP）というのがあります。人には感染しないコロナウイルスの1種で、非常に致死率が高く、かつ治療法が確立していない病気です。いわゆる不治の病ですね。

治療法が色々と試行錯誤されていますが、実はいろいろと希望が出ています。

人の新型コロナウイルスで治療が進んだことが関係しているのかもしれないのですが、ここ数年で、同じグループであるFIPウイルスに対して「効くんじゃないか？」と言われている薬の候補がいくつか増えました。

更に前から「GS-441524」という薬品が注目されていましたが、候補が増えるのはうれしい事です

確か人のエイズも治療法が確立されて、感染してもほぼ発症しなくなったという記事を読みました。40年前では考えられない事ですね。

同様にFIPも「ああ、昔は怖かったよね」という話に将来出来たらな、と期待しています（＾＾）